お金のなる木の栽培

まずは、健康なお金のなる木を選ぶことが大切です。購入する際は、以下のポイントに注意しましょう。

• ・葉が健康的で厚みがある：葉がしわしわしているものや、色が悪いものは避けましょう。
• ・根がしっかりしている：根が健康でしっかりとしたものを選びます。
• ・病気や害虫がついていない：葉や茎に斑点や穴がないか、よく確認しましょう。

2.植え替えの準備

購入したお金のなる木は、まず植え替えを行います。以下の手順で進めましょう。

1. 鉢の選定：お金のなる木は、排水性の良い鉢を好みます。底に排水穴がある鉢を選びましょう。
2. 土の選定：多肉植物専用の土や、排水性の良い培養土を使用します。自作する場合は、園芸用土とパーライト、砂を1:1:1の割合で混ぜると良いでしょう。
3. 植え替え手順
   • 鉢底にネットを敷き、鉢底石を入れます。
   • 鉢に適量の土を入れ、お金のなる木を中央に置きます。
   • 根が広がるようにしながら、周りに土を足して固定します。

3.日光と温度

お金のなる木は、日光を好む植物です。以下のポイントに注意して管理しましょう。

• ・日光：明るい場所を好みますが、直射日光に長時間当たると葉焼けすることがあります。窓辺に置く場合は、レースのカーテン越しの日光が理想的です。
• ・湿度：15～25℃が適温です。冬場は室内で管理し、寒さに弱いので10℃以下にならないように注意します。

4.水やりと湿度

お金のなる木は、日光を好む植物です。以下のポイントに注意して管理しましょう。

• ・水やりのタイミング：土が完全に乾いたら、たっぷりと水を与えます。頻度は季節によって異なりますが、夏は週に1回、冬は月に1～2回が目安です。
• ・湿度：湿度が高い環境は避けましょう。風通しの良い場所で育てると病気予防にもなります。

5.肥料と栄養管理

お金のなる木は、栄養が豊富な土で育つと、より健康的に成長します。

• ・肥料：春と秋の成長期に、緩効性の化成肥料を月に1回与えます。液体肥料を使用する場合は、2週間に1回程度が目安です。
• ・土の更新：2～3年に一度、植え替え時に新しい土を使うことで、土壌の栄養バランスを保ちます。

6.剪定と形の整え方

お金のなる木は、剪定をすることで形を整え、健康的な成長を促します。

• ・剪定のタイミング：春から初夏にかけてが最適です。枯れた葉や枝を取り除きます。
• ・形の整え方：中心の枝が太くなるように、バランスを見ながら剪定します。不要な枝や込み合った枝を間引くことで、風通しを良くします。

7.病害虫の対策

お金のなる木は比較的病害虫に強いですが、まれに害虫が発生することがあります。

• ・アブラムシ：葉の裏に付着しやすいので、見つけ次第取り除きます。水で洗い流すか、殺虫剤を使用します。
• ・カイガラムシ：茎や葉に付着し、粘液を出します。ブラシで取り除き、アルコールで消毒します。

8. 冬の管理